良作の年にのみリリースされるラピエール氏のTOPキュベ。
赤や紫を連想させる極小果実が、とてもドライでジャミーに、ジューシーに現れ、心をときめかせるような軽いスパイスと大量の、質の高い石灰系ミネラル感。
マルセル ラピエールのワインは自然派ワインの 父、マルセルの死後もその評価を落とすことが無いばかりか、むしろ世界中で人気が高まっており、数量の確保が非常に困難な状況。
2011年ヴィンテージ。TOPキュベは、故人を偲び、最高傑作完成
質、量ともに満足のいく年となった 2011年の集大成となるワイン。 果実の凝縮感と品のあるフレーバー、 説得力のある味わいと非常に満足の いく仕上がり @7,500(税別)
作り手;Marcel Lapierre
造りの大きな特徴は、畑に居つく天然酵母を使用している点。毎年8種類ほどの天然酵母が存在しているらしく、それが同じ区画・場所に居ついている。天然酵母の使用は、完全有機農法以外では不可能(クスリを使えば酵母は死滅してしまう)で、その土壌のテロワールそのものといっていいワインが毎年誕生している。ラピエール曰く、「テクニックを駆使して造られたワインとは正反対なワイン。その土地のテロワールを引き出すことが、美味しいワインと考え、ヴィンテージ毎に私のワインは味わいが違ってくる。」
ボージョレ・ヌーヴォーでも有名なボージョレ地区はブルゴーニュの最南部に位置する。土壌は花崗岩と片岩が入り混じっていて、一般にブドウ栽培には厳しい。その中でもガメイという赤ワイン用品種の栽培には適している。この品種から生まれるワインは、フレッシュかつフルーティーで、各生産者は、マセラシオン・カルボニック(炭酸ガス浸漬法)と呼ばれる醸造法を用いて、その魅力を最大限に引き出し素晴らしいワインが生産されている。そのボージョレ地区の中でマルセル・ラピエールはひと際、傑出した生産者であると同時に、有機農法(ビオデナミ)ワインの実践者でもある。近年、有機農法を標榜する生産者はかなり増えたが、彼はまさにその草分け的存在である。畑では除草剤を使わない。除草剤を使うと、雑草だけでなく、その畑に生息している酵母菌も死なせてしまうからだ。除草剤を使わなければ手入れが大変になるが、土着の酵母菌が生きてブドウに付着し、この酵母によってアルコール発酵を行うことができるのである。一般にワイン生産者は、自分の好みの酵母(培養酵母)を使用する。使い慣れた酵母であれば、発酵のプロセスを熟知しているので管理がしやすいからである。しかし、土着の酵母(天然酵母)となるとそうはいかない。畑には何種類もの酵母が生息しているので、年によって優勢となる種類が異なる。ある酵母の発酵のプロセスを理解したとしても、次の年にも同じものが付着し、以前の経験を応用できるとは限らない。ラピエールは、そうした困難なワイン造りを実践しているのである。毎年、どんな種類の酵母が付着しているかわからないブドウを発酵させるわけであるから、そのプロセスを丹念に監視しつつ、アルコール発酵を進めるというのは大変な作業だ。しかし、マルセル・ラピエールは労を惜しまず彼のワイン造りに情熱を捧げて、素晴らしいワインを造り出し、太陽の光と大地の力を液体に変えると言われている。
ラピエールのワインの特徴
1.補糖(葡萄の糖度が足りないときに糖分を加える)を一切しない。
2.培養酵母でなく、葡萄の実の皮に付く天然酵母のみで発酵する。
3.除草剤、化学肥料(ボルドー液さえも)使わない。
4.酸化防止剤を加えない。(自然発生するSO2 35mg/gを含有)
5.ろ過処理をせずに瓶詰めする。
6.ロウ・キャップを使用する。 ※保存注意(14℃以下で保管)
(インポーター資料)
向上の目覚しいパーカー注目の一級品
レザムルーズの最大の所有者としても名高いロベール・グロフィエ。畑を買い増し、また遺産相続で渡ってしまった畑を買戻したのがロベールです。
ロバート・パーカーも注目する造り手で、著書≪世界のワイン フランスのワインII≫で、以下のように説明しています。
「ロベールの息子であるセルジュ・グロフィエの丁寧なブドウ畑での仕事(ライバルであるほかのブルゴーニュの栽培者たちは、彼のブドウに畏敬の念を抱いている)が、ロベールの熟練した、すばらしく才能に富んだワインづくりと結びついて、このブドウ園の品質を目がくらむばかりの高みに引き上げた。1996年と1997年に、ロベール・グロフィエのドメーヌは、信頼できるブルゴーニュ・ルージュから現実離れしたシャンベルタン・クロ・ドゥ・ベーズやボンヌ・マールまで、コート・ドールで最もすばらしいワインをいくつかつくり出した。このブドウ園は、現在あと一歩で五つ星の仲間入りをするところにいる。」 (写真はからロベール、マダム、ニコラ、セルジュ)
■2011ヴィンテージ情報■ ワイン・スペクテーターより
ブルゴーニュの2011年の成長期は混沌としていた。夏が4月と5月に訪れ、秋が7月に、そして8月に夏に戻った。栽培家は暑さ、渇水、雨、ブドウの病気に対処する必要があり、収穫は早い時期に素早く行われた。晴れた乾燥した春の後、専門家は、収穫は8月第3週に始まるだろうと予想していた。暑く乾燥した天候だったが、2003年より暑くなく、水はより不足していた。多くのドメーヌが8月末か9月初旬に収穫を始めた。収量は初期の暑さ、ボトリティス、雹、未熟な果実により20−30パーセント落ちた。そして房の数は平均的であったが、果実の重量が通常より少なく、全体的に果汁の量が少なかった。まとめると、この年は畑を警戒して見守ることや、区画ごとに収穫する順応性や細かな選別が必要であった。ボーヌの生産者且つネゴシアンのアレックス・ガンバルは「今年は本当に標準がなく、一般論を語ることができない。唯一、一貫していたことは、何も一貫したことがない、という事だ。」と語る。
Chambolle Musigny 1er Cru Les Hauts Doix シャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ レ・オー・ドワ
樹齢:約20年 新樽20%使用
2009 ヴィンテージ ★パーカーポイント92点 ワイン・アドヴォケート194号 2011年5月
2009シャンボール・ミュジニー・レ・オー・ドワには多くのシャンボールの持つ性質がグラスに浮かび上がる。赤いベリー、花々、そして甘いスパイスがこの滑らかで完璧に造られたブルゴーニュの中で素晴らしく調和される。フィニッシュは繊細で控えめ、そして本当に官能的だ。これはグロフィエの見事なワインである。
Chambolle Musigny 1er Cru Les Sentiers シャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ レ・サンティエ
樹齢:約40年 20%新樽使用
2009 ヴィンテージ ★パーカーポイント92+点 ワイン・アドヴォケート194号 2011年5月
2009シャンボール・ミュジニー・レ・サンティエはシャンボールのより強烈な側面を見せる。ダークフルーツが層になって、この力強く深みのあるワインから浮かび上がる。グラスの中にはこの畑のちょうど上方に位置するボンヌ・マールの典型である美しい構造に加え、驚くほど素晴らしい濃厚さがある。サンティエは長期熟成するように造られたようだ。フィニッシュにはノックアウトされるような芳香がいつまでも余韻として残る。
Chambolle Musigny 1er Cru Les Amoureuses シャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ レ・ザムルーズ
面積:1.07ha 樹齢:約40年
2009 ヴィンテージ ★パーカーポイント93点 ワイン・アドヴォケート194号 2011年5月
2009 シャンボール・ミュジニー・レ・ザムールズはこのアペラシオンにしては少し珍しい。果実がこのブドウ畑から出来るどのワインよりもより深みがあり、凝縮感とはっきりした濃厚さを見せる。特徴的な芳香が時間の経過と共に浮かび上がるが、しかし本質的にこの香りは濃厚な果実の特徴で形造られる。グロフィエは10%の果梗を残した。フィニッシュは少し熱を帯び、それがなければより高い得点はついただろう。
※価格・在庫はお問い合わせください
ワイン造りの哲学は「ナチュラル」/BORN TO MAKE WINE
《オーナー》 クリストフ デロルム 《葡萄園》 63ha(10ha借地) 《収穫》 手摘み
《評 価》 ロバート パーカー Jr.「ワールド グレイテスト ワイン エステイト」に掲載
コート デュ ローヌ南部のスーパースター、クリストフ デロルムは、ローヌ河右岸のタヴェルで今最も注目されている生産者です。1987年に父親のフランシス デロルムによって設立されたのですが、それ以前はフランシスとともに、原子力発電所の防護服を作る仕事をしていました。ある時、フランシスに、「ワインを造りたいか?」と聞かれて、クリストフは「私は自然が好きだし、土が好きだからやってみたい!」と言ったそうです。1989年に父親が交通事故にあって以来、クリストフが中心となって、タヴェル ロゼ、シャトーヌフ デュ パプ、リラック、コート デュ ローヌなどの見事なワインを産出しています。テロワールをリスペクトし、本物を造ることを心がけています。感性でワイン造りをしており、マニュアルは一切無く、ヴィンテージ毎に醸造方法は異なります。現在63haで栽培していますが、10ha借りている畑があり、‘11年からは自社畑100%にする予定です。シャトーヌフとタヴェルの古い樹齢の畑は、馬を使って耕しています。機械では根を傷つけてしまう可能性がありますが、馬はデリケートに扱うことが出来ます。クリストフ デロルムは、僅か10年そこそこで一流生産者の仲間入りをしただけでなく、多くの生産者から尊敬されています。私どもも多くの生産者を毎年まわっていますが、彼をほめたたえる人達がほとんどです。例えばもう一人のローヌのスター、イヴ グラは、私どもがこれからモルドレに行くと伝えると「私もあなたたちといっしょに行って、彼のワインをすべて試飲したいよ。何度か彼のワインを飲んだけど本当にすばらしいね。」といいます。私どもも、クリストフ デロルムの感動的なワインを1ケースでも多く入手できるよう、毎年必ず彼のドメーヌを訪問します。ドメーヌ名となっている「モルドレ」とは、ラベルにも描かれているヤマシギのこの地方でのニックネームです。
『ドロルム兄弟は、その若さにもかかわらず、20年近くにわたりガール県のリラックのアペラシオンでは揺るぎのないリーダーであり、ワインの品質を前代未聞のレベルまで引き上げた。近代的な醸造と熟成を頼りに、ワインは力強くすらりとし、洗練され、繊細で芳しい個性があり(特に見事な白では)、粗野なところがなく、はっきりとした性格を持っている。彼らはさらにシャトーヌフ・デュ・パプにおいても、上品なワインの輝きを探求し続けることができた。』 ベタンヌ&ドゥソーヴ「フランスワイン格付け」
Lirac Rouge La Reine des Bois
リラック・ルージュ・キュヴェ・レーヌ デ ボワ
【フルボディ】 葡萄品種:グルナッシュ(50%)、シラー(50%) 葡萄園面積:4ha
収穫量:20hl/ha 平均樹齢:40年 熟成:大樽、タンク、バリック
クリストフの1番のお気に入りは実はこのワインです。このアペラシオン最上のワインと言えるモルドレのリラック レーヌ デ ボワは、古い樹齢の区画の葡萄を使っています。小石混じりの、粘土質白亜、粘土質石灰岩土壌です。それぞれ大樽、タンク、バリックで熟成したワインをブレンドしています。濃いルビー/紫色、クレーム ド カシスやブラックベリーの甘い香りが感じられます。リッチな味わいでボリュームがあり、フルボディな味わいです。ピュアで長い余韻が続きます。シャトーヌフ デュ パプを彷彿とさせる香りと味わいです。 ‘09年が、「ワイン アドヴォケイト197」で92点、「ル グラン ギド デ ヴァン ド フランス2012」で16点、「レ メイユール ヴァン ド フランス2012」で15点、「ワインスペクテーター2011.06.15」で91点。
ドメーヌ ド ラ モルドレは、リラックがどこまで出来るのかという指標であり続けている。このアペラシオンは、恐ろしいほどの可能性を秘めており、数多くのシャトーヌフ デュ パプのドメーヌがこのアペラシオンの畑を買っている。09年は、クリストフ デロルムの手によるもうひとつのスター。たっぷりのキルシュ、カシス、そして砕いた石のノートと共に、春の花のニュアンスが感じら、味わいの中にもすべての要素が現れる。深い紫色、ミディアムからフルボディのこの美味しいワインは、この先7~8年は素晴らしい状態を保つだろう。 92点 「ワイン アドヴォケイト197」
生産地域 コート・デュ・ローヌ 色赤 容量750ml ランクAOC 生産者 ドメーヌ ド ラ モルドレ
温度;16〜18℃ 抜栓:3時間前 @4,500(税別)
究極のバイオダイナミックによるグランヴァン『L‘Aラ』珠玉のグレートヴィンテージ究極最新ヴィンテージ2011
が出来上がりました。超限定品です
ドメーヌ・ドゥ・ラはRobert-M-Parler-Jr.氏によって90点を超える点数、ワインスペクテイター誌では89〜91点の点数を受け、また氏いわく「この深紅のワインは口当たりはまろやかだが、芳醇で厚みがある。そしてそのアロマは、甘いブラックチェリーといちじくのコクを表現できた。この素晴らしいワインは、その年の啓示として不可欠である」と述べている。年間生産量は1,500本と少なく、なかなか手に入れるのが困難なワインである。Stephane Derenoncourt氏の造るワインの特徴としては、究極の有機栽培と言われるビオデナミ(バイオダイナミック)を実践している事で、近年失われつつあるテロワールの潜在能力を最大限に引き出すことを第一に考え成功しているといえるであろう。99年から造られはじめた若いワインだが、これからこの地区はもとより、ボルドーを代表していくワインとして成長していくであろう。
畑はサントコロンブに位置し、サンテミリオンの東からはじまるCotes-de-Castillonのアペラシオンで粘土・石灰質が広がっています。葡萄畑のうち60%はメルロー、25%はカベルネフラン、15%はカベルネソーヴィニオンを生産しており、ビオダイナミック法の方針に従っています。(観測と農業の良い方向性で)土壌、微気候、生態系の全体の環境の中で植物を考える様推進しています。
ドメーヌ・ドゥ・ラは古い樹齢の樹の実を手作業で摘み取りされています。葡萄は房取り後、圧搾されずにベルトコンベアーを用いてタンクに運ばれます。ラの全体は10〜40hlの木製の大桶の中でワイン醸造をしています。抽出は手作業で行われます。ワインは50%は新樽を用い、マロラクティック発酵を行いますが、当然、春までそのままにしておきます。ワインは18ヶ月の間、澱引き無しでそのままの状態で熟成されます。
次回入荷4月中旬〜5月上旬予定
小売予定価格@15,000(税別)
ワイナート最新46号特集に大きく掲載。
スペクテーター98点獲得により注目高まるテスタマッタのご案内です
「テスタマッタ」がワイナートの最新46号に見開きカラーで大きく掲載され掲載文章を抜粋いたしました。
またビービー・グラーツがジリオ島のアンソニカ種で昔ながらの製法で造る(マセラシオンを行なった白ワイン)ジリエーゼも写真が掲載されております。日本のメディアに紹介されるのは今回が始めてです。
[ワイナート46号掲載文章抜粋] 留まらず常に進化し続ける活力と好奇心の塊
-彼のワインがリリースされるまで、誰もがフィエゾーレがワイン造りの適地だとは考えていなかった。ところが「フィレンツェは冬はイタリア一寒く、夏はイタリア一暑い、しかもこの丘の畑は森に囲まれて日較差も大きいため、香り高いワインができあがる」という。
また、土壌は上層が粘土混じりで、1メートル下はガレストロの岩。日照量も十分。このような好条件に加えて、ビービーの凝り性なところがワインに独特の個性を与えている。
畑では、古樹を尊重し、剪定は「まるで盆栽をいじるように」繊細にこだわる。
-サンジョヴェーゼ100%になったばかりのテスタマッタ05。バニラ、チェリー、鉄分、花などの
生き生きとして上品さも感じられる、なめらかで、繊細さと力強さを兼ね備えたバランスよい
味わい。相変わらずの超低収量で、ヘクタール当たり15〜18ヘクトリットル。
テスタマッタには、様々な個性を持ったワインがブレンドされている。
(ご要望に応じて掲載ページのコピーをお送りさせて頂きます)
[参考 ワイン・スペクテーターwebサイト掲載 TESTAMATTA 2006 - 98点獲得!]
美しいブラックベリー、コーヒー豆やチョコレートのアロマに、重心の低いオークのトースト香。フルボディで物凄く滑らかなタンニン、余韻は数分にも渡り続き、ミルクチョコレートやフルーティーなキャラクターがフィニッシュに感じられる。幾重もの層からなりたっており、くらくらする。驚くべき純粋なサンジョヴェーゼである。
TESTAMATTA 2006 – 98pt
TESTAMATTA(テスタマッタ) 2005 ・I.g.t.Toscana Rosso
品種:サンジョヴェーゼ100%
アルコール醗酵:バリック(新樽率30%)にて(最高29℃、手作業でピジャージュ)
マロラクッティク醗酵:アルコール醗酵と同じ新バリック
熟成:醗酵に使ったバリックにて18〜20ヶ月間
[テイスティング・コメント]
瑞々しい、黒い凝縮した果実やミネラル、カカオ、木苺や木の皮などが感じられる複雑で
豊な香り。滑らかで瑞々しい酸と苺のジャムや干したプルーンの濃厚な果実味がバランス
よくまとまったアタック。香りで感じた豊な香りは口の中でも繰り返し、旨味のある味わい深
いミネラルと共に余韻まで長く続く。
<TESTAMATTA 2005対外評価>
Wine Advocate…93点
Wine Spectator…93点
2008年度版ヴェロネッリ誌…スーペル3ステッレ(青い三ツ星)94点
※ 青い三ツ星は、同ワインが過去に獲得した三ツ星と、当該ヴィンテージが同等かそれ以上の味わいの時に付けられます
[Wine Advocate #177 掲載文より]
Testamatta 2005…93pt
テスタマッタの2005年はサンジョヴェーゼ100%新樽で18ヶ月間熟成された。
甘いレッドチェリーの層と伴にトーストした甘いオークが美しく心地の良いテスタマッタである。
ワインは実に活気に溢れており瓶熟をさせる事で更に限界までアロマや風味を進化するだろう。
卓越したハーモニーを見せている。これはイタリアの精鋭の栽培家達の猛烈なる努力によるものである。
ビービー・グラーツのワインはいつも私に笑顔を与えてくれる。何故ならワイン達には無邪気な喜びがあるからだ。
TESTAMATTA(テスタマッタ) 2005
G.Roblot-Marchand
G. ロブロ・マルシャン
シャンボールの新人がまたひとり、大きく開花しました。
2001年、醸造学校を卒業してすぐにドメーヌを継承し、本格的に自社ビン詰めをはじめたフレデリック・ロブロは当時24歳。若かった彼に、親身になって栽培・醸造両面でのアドバイスをしてきたのは、クリストフ・ルーミエとドミニク・ル・グエンでした。2004年、「クリストフとドミニクに説得されて除草剤と殺虫剤を撒くのを止め、畑仕事の時間を3倍にしました」。
このドメーヌは毎年訪問して試飲していましたが、2008年秋に2006年ヴィンテージを試飲して、あまりの変貌ぶりにぶったまげ、即、契約を結びました。蓋を開けてみれば、シャンボールやヴォーヌ・ロマネのプルミエクリュのみならず、エシェゾーまで所有している1900年創業の老舗でした。
「尊敬できる先輩たちと腕を磨き合いながら、僕自身のシャンボールのスタイルを確立したい」(フレデリック・ロブロ)。
「僕の結婚式の幹事もやってくれた(笑)、とにかく真面目でいいヤツ。廃業するドメーヌが増えてきている我が村にあって、もっとも若い世代の造り手として大いに期待している」(ドミニク・ル・グエン)。まだ無名ゆえの、異常なコストパフォーマンスの高さにもご注目下さい
所在村;Chambolle-Musigny 醸造家;Frédéric Roblot
所有畑面積;8ha ドメーヌ継承年;2001年
栽培における特記事項;厳格なリュット・レゾネ。除草剤、殺虫剤は一切使用しない天然酵母のみで発酵。一部木製開放発酵槽を使用
販売先;ヨーロッパの個人の愛好家がほとんど。フランスのレストラン
Vosne-Romanée 1er Cru Les Rouges du Dessus
ヴォーヌ・ロマネ プルミエ・クリュ レ・ルージュ・デュ・ドシュ
Les Rouges du Dessus に 0.62ha。平均樹齢45年のVV。
新樽20%、1〜2回使用樽80%で14〜16ヶ月間の熟成。
750ml @7,900円(税別) 9月中旬通関・到着予定
1,500ml @14,700円(税別) 11月下旬通関・到着予定