おすすめ白ワイン


2005年特選ワインご提案

お食事はもちろん、お祝い・ご贈答にも最適な白ワインのご提案です。ギフト箱にて1本セット、2本セット、また価格に応じてグラス、食材との組み合わせも可能です。


ランジュ・ヴァン ジャニエール VDTイリス・デュ・ロワール 白

「ランジュ・ヴァン」と言えば、パリのワインファンに人気を博したワインバーであり、特筆すべきことは、オーナーのジャン−ピエール・ロビノ氏こそ、約20年以上も前からパリのワインショップやワインマニアに、マルセル・ラピエールやティエリー・アルマンといった「自然派」ワインを初めて紹介した人物だということ。パリで自然派ワインを知っている人は全くといっていいほどいなかった時代に、自然派ワインを広めた本人なのだ。忙しいレストランを切り盛りしながら、週末には彼が扱う生産者を訪ね、ぶどう畑や蔵の仕事を手伝って造り手と交流を深めるうちに、ごく自然にワイン造りを覚えていった。それから10年ほどしてふと「田舎に住みたい、自然を傍に感じたい」と思い始め、行動するなら歳を取ってからでは遅いと、ナチュラルワインで流行る店を売却!出身地に戻り、ワインを造ることを決意した。。ジャン-ピエールにとって最高のワインは、シャルドネではなく、シュナンで造る白ワインだと力説するほど、シュナンへの情熱は並々ならぬものがあった。出身地である田舎で栽培されるシュナンが好きなのは、たまたまの偶然だったのだろうか。

蔵のポイント:
*優れた気候風土は“ 隠れた” シュナンの名産地。*シュナンの収穫量は、平均25〜30Hl/Ha。
*しっかり熟度を待って完全な状態で手摘み。*垂直式の圧搾機を使い、慎重かつ丁寧な圧搾。
*果汁と“ 上質な澱” を一緒にした長期発酵・熟成。*SO2を控えた発酵・熟成。* 2〜6年樽を使った古樽熟成。

ジャン-ピエール・ロビノ氏の名言:
陽気な人柄と大きな声で答えるエネルギッシュな彼に歳を聞くと、「真夜中になると20 歳に生まれ変わる」との返事にはびっくりしたが、決しておかしくない気がする。話を聞くこちらまで力が湧いてくるほど情熱的な人だ。
産地;フランス:ロワール
ワイン名:ヴァン・ド・ターブル・イリス・デュ・ロワール(VDT L’IRIS DU LOIRE)
ワイナリー:ランジュ・ヴァン(L’ANGE VIN) ヴィンテージ(2006) アルコール度数13%
品質分類・原産地呼称VDT  タイプ;辛口  ぶどう品種:シュナンブラン100%
@8,400(税別)


レシャリエ2010 ニコラ・ベルタン

フランス・ロワール地方・若ブドウ生産者2人が手掛ける3つ目のヴィンテージ、L’ECHALIER
通称MAINE ET LOIRE県のRABLAY SUR LAYONにあるLA ROCHEという場所に位置している。

◆醸造・熟成◆
手積み収穫、3回選別され、ゆっくり圧搾される。アルコール発酵、マロラクティック樽発酵実施。酵母、補糖、添加物なし。樽の中でワインの澱とともに12ヶ月間熟成され、CO2を維持するため、バトナージュ、澱引きは行われない。熟成の際にはSO2使用なし。酸化を防ぐために、常に目減り補充を行っており、ワインはシンプルに造られている。
ブドウの栽培にエネルギーを注いでいる理由として、『いいブドウなしにいいワインを造ることができない』と二コラ・ベルタン氏は語る。唯一電力を消費しているのは、ろ過のときと機械で瓶詰めするときのみ。コルクは漂白せず、自然なものを使用しており、瓶詰めの際には酸化防止剤も入れられていない。
◆土壌◆
ここの土壌の上部は粘土質で形成されており、それは恐竜が存在していた1億年前の白亜紀で、この場所には川が流れていた。その熱帯の時代、パリはまだ海の中にあったが、この場所は丘の上にあった。
土壌の下部は粘土質で20世紀初頭の片岩が変質したもので、それは5億4000年以上前で自然界では世界的にもかなり昔のものであり、土の中にはバクテリアが存在していたころの物である。ここはどちらかといえば酸性である。
方角は南西向きのゆるやかな斜面に位置しており、水はけは非常によい。
地表は黄色を含んだ赤茶色で(その色をラベルに表現)酸化鉄を多く含み、その鉄分は植物にとても関連があり葉緑素を構成するのにとても重要である。この土壌が形成された時には植物はまだ存在せず、4億年前に植物は現れた。
◆葡萄◆
畑の面積:1.5ha   セパージュ:シュナンブラン
台木:リパリア グロワール ド モンペリエ
植え付け時期:2001
植え付け密度:4500株/ha
ビオロジック農法証明書取得
耕作法の実施。自然牧草栽培
収穫高:17HL/Ha 2008年
    23 HL/Ha 2009年
    34 HL/Ha 2010年
既定アルコール:14.28%
酸化防止剤添加量:25mg/L
2010年L’ECHALIER生産量:6500本、2011年10月19日に瓶詰め。
保存期間:10年
◆テイスティング◆
サービス方法:冷たすぎず程よい温度でサービスする。
できれば前日に抜栓し、カラフする。興味のある方は、3~5日間ご試飲いただけると驚く発見があるかもしれない。
@4,200(税別)


シャトーディケム1998・1991 ハーフ

CHATEAU D’YQUEM
シャトーディケム   
世界最高峰の甘口白ワイン、イケム(=Ch.ディケム)
世界3大貴腐ワインというのがある。それはいうまでもなく、フランスのソーテルヌ、ドイツのトロッケン・ベーレンアウスレーゼ、ハンガリーのトカイ・エッセンシアの3つである。その中でも、フランス・ボルドー地方・ソーテルヌのワインには格付けがあり、その筆頭に君臨しているのがイケムだ。その絶対評価は万人が認めるもので、異を唱える者がいない絶対的存在。
1855年の格付けの際、白ではソーテルヌとバルザックだけが格付けの対象になった。この時、「イケム」は優れた品質により、唯一特別第1級に選出。イケムと比較しうる白ワインはブルゴーニュの雄「モンラッシェ」ぐらいとも言われるほど。
ブドウの樹一本からグラス一杯のワインが造られるといわれる贅の極み、品質が自己の定める水準に満たない年には容赦なく生産しない清廉さ、黄金色に輝く様はまさに飲む黄金そのもので、まさに天上天下唯我独尊である
以下、ロバート・パーカー氏著 講談社刊『ボルドー第3版』より抜粋
ソーテルヌ地方の中心部に位置するイケムは、たくさんの第一級シャトーに囲まれた畑を見下ろす小さい丘の頂きに雄大に広がっている。1785年から1997年までの間、このシャトーは、まさに一族によって所有されていた。アレクサンドル・ドゥ・リュール・サリュース伯爵は、この広大なシャトーの経営責任者である一族の最も新しいメンバーで、1968年に叔父からこのシャトーを引き継いだ。1997年に、このシャトーは巨大なコングロマリット、モエ= ヘネシーに売り渡されたが…<中略>
イケムの偉大さとユニークさにはいくつかの要因があることは間違いない。まず第一に、固有の微気候を伴う完璧な立地条件がある。第二に、リュール・サリュース家は、97Kmにも及ぶパイプを用いた精巧な排水システムを設置した。第三に、イケムには、経済的な損失やトラブルを斟酌せずに、最も良質なワインだけを生産しようという狂信的とも言える執念が存在する。イケムが、近隣の畑に比べてこれほど優れている最大の理由は、この最後の要因にある。 イケムでは、1本のブドウの木からたったグラス1杯のワインしかつくらないと誇らしげに語られる。多くの場合、イケムに6週間から8週間滞在し、最低でも4回はブドウ畑をまわる150人もの摘み手のグループによって、葡萄が完璧に成熟するのを待ってひとつひとつ摘まれる。1964年、彼らは、13回にもわたって畑をまわったが、不向きと見なされる葡萄を収穫しただけで、結局このヴィンテージではまったく何も生産しないままイケムを後にした。ワイン造りをしているシャトーのなかで、収穫全体を自発的に格下のワインにまわすところ、あるいはそれが経済的に可能なところはほとんどない。しかし、イケムでは、1964年、1972年、1974年にはまったくワインが生産されていない。
イケムは信じられないような熟成の可能性を持っている。イケムのワインはあまりに豊かでふくよかで甘いために、その多くはいつも10回目の誕生日を迎える前に飲まれてしまう。しかし、イケムが最高の飲み頃になるにはほとんどの場合15年から20年の年月が必要であり、偉大なヴィンテージは50年あるいはそれ以上経っても、新鮮で退廃的に豊かなままであろう。私がかつて飲んだことのある最も偉大なイケムは1921年ものだった。驚くほど新鮮で生きており、その贅沢さと豊かさは決して忘れることは無いだろう。
こうした品質への情熱的なこだわりは、何も畑に限ったことではない。ワインは新樽の中で3年以上かかって熟成され、全収穫量の20%が蒸発して失われる。リュール・サリュース伯爵が瓶詰めできると見なしたワインでも、最良の樽からだけ厳しく選別される。1975年、1976年、1980年といった秀逸な年には、樽の20%が排除された。1979年のような問題の多い年には、60%のワインが格下のワインにまわされ、1978年のような手に負えないヴィンテージでは、85%のワインがイケムとして売るのにふさわしくないと判断された。 私の知る限り、これほど無情な選別過程をとり入れているシャトーはほかに無い。イケムでは、豊かさが少しでも失われることを恐れて、決して濾過処理を行わない。……

シャトーディケム1998 750ml @50,000(税別)
シャトーディケム1991 375ml @29,000(税別)


DOMAINE-EMMANUEL-GIBOULOT/HAUTES COTES DE NUITS

ドメーヌエマニュエルジブロ・オートコートドニュイ

このドメーヌは、1970年よりオーガニックでワインを生産しており、ヴィオディナミ農法を導入したのは、1990年からです。最近では一種ブームのように完全無農薬をうたい文句に売り出している造り手が多い中、このドメーヌは1970年から当たり前のように農薬は一切使わずに生産しているため、土壌自体が白然の状態で、近年始めた造り手とは違い、ポテンシャルの高さは歴然です。

ドメーヌ・エマニュエル・ジブロはブルゴーニュワインの中心地ボーヌにカーブを構えています。
ドメーヌ全体の畑の総面積は10ヘクタールちょっとで、白ワインが4分の3、赤ワインが4分の1という割合で生産しています。主なアペラシオンはブルゴーニュ、オート・コート・ドゥ・ニュイ、
コート・ドゥ・ボーヌ、サンロマンの4つです。これ以外にリュリーなどが存在します。

1970年に私の父がビオで始め、1985年に私が畑を受け継ぎました。そして、1996年からはビオディナミを実践しています。ジブロ家は代々農家でビオ(オーガニック)で野菜を栽培してきました。
ぶどう畑についてですが、化学合成肥料や農薬を一切使用していません。特徴は土地の力を最大限に生かすことです。植物の成長に不足しているものを化学肥料などを使って補うのではなく、土地の力を最大限に引き出して、植物に活力を与えてあげる、ということをします。土壌の中にいる微生物や虫たちが活発に活動できる環境を作り出してあげます。土にある生物が自然に奏でるハーモニーを整えてあげることです。
ワインによって味わいはもちろん違いますが、コンセプトは同じです。できるだけピュアに、そして土地の特徴をしっかりと反映しているもの、また、非常に酸と還元のバランスのよさを大切にしています。

ブドウ品種 / ピノグリ67% シャルドネ33%
シャルドネは、ポマール村の畑で作っているシャルドネです。
ピノグリ=ピノブーロ ブルゴーニュのブドウ品種です。この名前は褐色の粗い布でできた僧服”BURE(ブール)”に由来しています。

土壌 / 石灰質土壌、粘土質泥
畑の位置 / 西
収穫 / 手摘み、例年8月末頃
その他 / 天然酵母、木製のオーク樽でアルコール発酵
熟成は、オーク木樽で12ヶ月間おこなう (シュール・リー)、
ブドウのフレッシュな果汁の個性を前面に出す為に新樽使用ナシ

色 ;クリアな黄金色
香り;フローラル、フレッシュハーブの香りも
味 ;少しメントール感があり、しなやかな舌触りながらふくよかで肉厚のある液体。
凝縮感のある濃い柑橘類の果実味

 品番:白-4  @4,500(税別)


CHATEAU HAUT TERRIER BLANC(BORDEAUX-SEC)2010

シャトー・オー・テリエ 白

産地:フランス・ボルドー地方ブライ地区
葡萄品種:ソーヴィニョンブラン100%
歴史:1850年から続く。ギィド・アシェットで2つ星獲得。今年3月日本初上陸。
醸造方法:熟成度により、24時間のマセラシオン。不純物を厳しく取り除き、大樽で発酵。発酵後、6ヶ月間、週3回パトナージュを行い、アリエ産の樫の新樽を100%使い1年間熟成、最低6ヶ月の瓶熟を経て出荷。
特徴:光沢のある美しいグリーンがかった輝きのある黄金色でフルーティで柔らかい印象。ハチミツやアプリコットの豊かな香りをもち、樽から由来するバニラやスパイスの先生で甘い香りがアクセントになり、より深みをだす。味にボリュームとしっかりした酸味。豊かなボディ、爽やかで気品があり、余韻も長い。
早飲みタイプで2〜4年が飲み頃。やや辛口。サーヴィス温度:10〜11度
料理:魚料理、甲殻類、フォアグラ、白身肉、脂身のない肉、フレッシュチーズ、あるいは食前酒として。
ワイン王国誌白ワイン特集号においてベスト1に輝く!

 品番:白-5  @3,500(税別)